ずっと楽しみにしていたRockroshi Starry Music Festivalへ。 私の生まれた町の近くで行われているフェスということもあって、特別な思い入れがあるフェス。

今回はいろんな事情が重なって、SPECIAL OTHERSの途中で会場に到着。 きちんと見ることができたのは山内総一郎さんのステージから。 到着してからはずっと会場にいたので、簡単ではあるけどそれぞれ感じたことを。

山内総一郎さん、今回出演されている面々の中で実は一番最初に存在を知った人でもあるのです。 フジファブリックは高1の夏からずっと好んで聴いていたこともあって、どうしても今回ステージを見たかった一人。

ソロ出演だけど、フジファブリック時代の曲とかもするのかな?なんて道中では考えていたけど、実際に演奏されたのは全てソロで発表された曲でした。 何度も山内さんはMCで「新しい旅路」という言葉を口にされていたけど、これからソロで活動していくことへの覚悟みたいなものが見えて、その姿に格好良さを感じた。 だからこそ、「ぶらんにゅーでい」がとても沁みた。私も新しい旅路を拓いていくことができるかな、なんて思った。

これからも応援したいな、何ならまたこのロクスタで山内さんを見たいなと思いました。 ぜひまた故郷へ帰ってきてほしい。

次はName the Night。初めて聞くバンドだなと思っていたら2曲ほど知っている曲があって「どこで聞いたんだ!?」と自分でもビックリ。 まだ活動を始めて3年目とお話しされていたけど、そうは見えない演奏とパフォーマンスにこれからどんどん人気になっていくんだろうなと勝手に予想した。

私が今まで聞いてなかったジャンルなのだけど、あのメロウさみたいなものが六呂師のロケーションに合っていて、キラキラしていた。また新しいジャンルを知ることができてうれしい。私は「Projection」がお気に入り。 今回はお昼の時間帯の出演だったけど、名前としても曲としても夜空の下で聞いたらめちゃくちゃムード満点でグッと来るだろうな、と思った。また来てくれるならぜひ夜に聴きたい。

そしてMONGOL800が始まるんだけど、ものすごい数のお客さんでMONGOL800の人気を感じました。 そうやって集まった人たちみんなの心を掴んでいくスタイルはさすがでした。 私が見える範囲の人たちはみんな楽しそうに一緒に踊っていたもんね。私もテンション上がって一緒に振り付けを真似した。

MONGOL800を見たのはたしか初めてじゃないと思うんだけど、想像していたステージよりも振り切っていて、全力で楽しませようとしてくれる感じが私にはあたたかく感じた。 笑いあり、時々グッとくるところもあり、その塩梅が素晴らしかった。人気の理由が痛いほど伝わってきたよ。

MONGOL800の余韻が残る中で全然違う世界観で塗りつぶしていくのが黒木渚。 一曲目の「金魚姫」が始まった瞬間、ガラッと空気感が変わるあの感じは鳥肌が立った。金魚姫、とっても良かった。 また、日も落ちて暗くなってきた中で、キーボードだけの演奏に黒木さんの歌声がとても映えた。 暗くなる空に黒木さんのきれいな歌声が吸い込まれていくようで美しかったな。照明もきれいで思わずぼーっと見惚れてた。 MCで「MONGOL800のステージを横から見てて焦った」とお話しされていたけど、私は一気に空気感を変えた黒木さんがすごいと思ったよ。

黒木さんも初めて見るし、曲も知らないかも…と思っていたけど、「懺悔録」を聞いたときは「知ってる!」となりました。これもどこで知ったんだろう…? でも、その懺悔録がとても良くて、一気に好きになりました。帰ってきてから何度も聞いてる。

そしてついに来た、大本命のTHE BACK HORN。 この私の故郷に一番好きなバンドが来てくれるという、しかも2年連続で!こんなに嬉しいことはなくて、もうSEの時点から感極まって少し泣きそうになってた。

今回のセットリストは星や宇宙、空というところに焦点を当てた曲が多くて、このフェスに合わせたセットリストにしたんだなとわかる曲たちばかりでした。 「閉ざされた世界」からの「罠」は「おお!」と思わず唸ってしまった。 そこからもう日も落ちてきれいな星空が見え始めたタイミングでの「空・星・海の夜」はもう美しくて切なくて、こらえきれず泣いた。

そこからの「コバルトブルー」、「太陽の花」、「刃」は圧巻だった。 曲の力だけであそこまで会場の熱気を高めたのはさすが。4人のパフォーマンスも良くて全力投球って感じだったから、この3曲は勢いもあって強かったし優しかった。 だから空・星・海の夜で決壊した涙が止まらなくなって、最後までずっと泣いてた。 終わった後もぐずぐずするくらい。本当にまた来年も来てほしい。 私にとって大切な町でTHE BACK HORNが見たい。

THE BACK HORNのあとは水曜日のカンパネラ。 さっきまでと全然違う内容に頭がついていかなくて、終始ぼーっとしたまま見ていた。 だけど、可愛らしくて見どころがたくさん用意されたステージは普段見ることのないジャンルで、これまた新鮮だった。 披露された曲はほとんど知っている曲だったんだけど、実際にライブで聞くとまた全然違うように聞こえるんだよね。それが面白い。THE BACK HORNの後じゃなかったら多分もっと体動かして踊ってたと思う。

またMCも面白いんだよね、なんていうか着飾っていない等身大の女の子っていうのかな。 それがとても良くて、コール&レスポンスの練習の時に「うーん…、みんな頑張ってるのはわかるけど、85点!」という言葉が出てきたときは思わず笑った。そういう素直さがステージ上でも可愛らしさとして出てるんだろうなと思った。 だからとても本人も音楽も照明も何もかもキラキラしてて、夜空に負けないくらい輝いてました。またタイミングを合わせてライブを見たい。

そしてトリのACIDMAN。真っ暗で寒くなってきた会場に響き渡るあたたかくて優しい音色が心地よくて、最初から最後まで聞き惚れてました。 いろんなアーティストをここまで聞いてきたけど、聞き惚れたという言葉がしっくりくるのはACIDMANだと思う。

最初に人気曲を演奏して、一つMCを挟んだ後に今回の趣旨に沿った曲を披露してくださったんだけど、後半部分が素晴らしかった。 あの寒空の下、全ての照明を消して浮かび上がる満天の星空に包まれた中で聞く「ALMA」は本当に美しかった。またALMAの前の大木さんのMCも深くて、宇宙から見れば一瞬のような短い命。自分のことを、隣の人のことを、想いながら生きていこうという趣旨に心を揺さぶられた。

だからALMAでは涙がポロポロとこぼれた。 空を見上げながら泣くことなんてほとんど今までなかったけど、心はどこかすっきりとしているなって思ったことを今も覚えていて、あれは前向きな涙だったんだと振り返って思う。

ALMAのあと、ACIDMANがステージを去った瞬間、今まで見てきたあたたかい夢がすべて終わってしまったような切なさがあって、楽しいだけではない気持ちに私も戸惑った。 この半年くらいずっとこの日を楽しみにしていたから、終わってしまったことに喪失感を覚えていたんだと思う。

でも喪失感を感じるくらいに本当に楽しくて幸せな時間でした。 これからもずっとロクスタが続いていってほしいと心から願ってる。ありがとう。